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弓矢の製造は、平安時代から神事としての側面や、江戸時代には弓術や弓道、祭礼や文化にとなり、現代まで続いている伝統文化です。
小山矢では、創業明治3年から続く日本に数少ない和弓の製造工房です。スポーツや心身鍛錬として、和弓の弓道が行われていますが、昔と変わらず祭事や儀式として弓矢を用いることも多く、そういった現場で使用される弓矢を昔ながらの工法を守りつつ、現代のニーズである「耐久性」「装飾性」を受け入れ、商品化しています。
和弓の製作工程は、一部機械化されましたが、まだ、昔ながらの人の手で製作する部分が多く、熟練の手技が必要となります。
小山矢では、その様な職人の技を絶やすことなく、後世へ伝えてまいります。
ただ、昔ながらの技術を守ることだけが、和弓の製造者にとって大切なことだとは思いません。
歴史が伝えた先人の知恵や、技術を受け継ぎ、そして現代の技術を受け入れることも、大切な使命だと感じています。
新しいものをすべて否定し、歴史を守るのではなく、新しい技術も受け入れつつ、伝統を守る。小山矢の弓矢が皆様に愛されている理由なのではないかと感じています。